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2005年9月14日

星屑エンプレス ぼくがペットになった理由 (ワケ)

 おおぅっ、なんか小林めぐみの新刊がいつのまにか出てますよっ。しかも、「食卓」の4巻じゃないよ。とりあえず、タイトル見てBLかと思ったのは内緒ねっ(爆)。

 さて、舞台は人類が帝国を作り銀河を席巻した世界。主人公の少年、千 高知(ぜん たかち)は、恋するケイマリリへのプロポーズをしようとしたその朝に──巨大ロボットに踏まれて死にました(爆)。この間、わずか5ページ! いやー、やってくれます。
 まあ、次のページ、作品時間で30分後に生き還るわけですが。ただし、体はサイボーグ。見た目は生身と変わらないのですが、サイボーグ。そして、彼を踏みつぶして生き返らせた、銀河帝国の皇女、ナオシスタと共に、彼は無理矢理銀河辺境惑星に連れて行かれることになるのでした──。

 一応、富士見「ミステリー」文庫から出ている、ということで、殺人事件が起きたりもするのですが、その当たりに期待するとがっくり来ますかね。期待してる人がいるかどうかは別として。むしろ、その裏で繰り広げられる、陰謀劇みたいな方が面白いです。このあたりは、小林めぐみの得意分野ですし。

 さて、ヒロインの皇女ナオシスタ……どこの神奈様ですか(爆)。いやだって、お子さまで、高貴な身分で、威張り口調で、ツンデレ。羽が生えてたら神奈様ですよ(笑)。とりあえずCVは西村ちなみで(笑)。
 対する千高知は、典型的な巻き込まれ型優柔不断系キャラ。わがままな皇女様と奇妙奇天烈な宇宙人たちに振り回されっぱなし。でも、言うべき所は言う。まるでギャルゲーの主人公のようだ(爆)。

 とにかく、全編通していたるところに出てくる宇宙人たちが楽しい楽しい。コモリガエルとか、ナマズとか、蛇女とか、犬耳人間なんてのはまだマシなほう。
 「オレたち天才!」と騒ぎまくる六曜博士や、不定形生命体やら、「すごく嫌な形」をしているらしい忍者とか。「食卓」もそうでしたが、異星人のバリエーションを書かせたらこの人はすごいです、やっぱり(笑)。
 殺人事件やら陰謀やら渦巻いてるのになにかほのぼのとした空気が流れてるのは、これらキャラクターたちのおかげでしょう。

 異星人の名前を覚えるのが大変(べつに覚える必要は無い)な事を除けば、楽しく、お薦めしやすい作品です。


星屑エンプレス ぼくがペットになった理由
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小林 めぐみ


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