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2007年1月14日

最後の制服

 祝、完結。というわけで、3巻通しての感想などを。

 舞台は女子高とその寮。そんな中で紡がれていく、少女たちの恋の物語。
 ストーリーマンガではありますが、基本的には1話完結で、いくつものエピソードを積み重ねていく、という感じになっています。
 主人公は明確ではありませんが、1年生(作品開始時)の佐原藍と山田楓子、2年生の葛良紅子と加瀬紡、の二組を中心に物語は進んでいきます。

 今回、レビュー書くために改めて読み直したのですが……いやー、まじで名作だわ。
 ただ単に女の子が一杯出てくるだけでもなく、友情といったベールを掛けるでもなく、ストレートに恋愛感情を描いている。この作品が一般誌(といっても萌え4コマ誌ですが)に長期掲載・完結したのはある種の奇跡と言っていいかもしれません。
 この作品、とにかく心理描写が秀逸です。出会い、好きになるきっかけ、募る思い、告白、といった場面場面での登場人物たちの心の動きが、本当に丁寧に描き込まれています。だから、読み手にもそれが伝わってきて、切なくなってしまう。

 特に3巻では、告白、つながった想い、それでも別れなければならない事が彼女たちを襲います。藍と楓子は、初めてのキスの直後に楓子が母と暮らすために転校することに。紅子と紡は、紅子が病気の検査のために休学することに。
 藍は落ち込んでしまいますが、もう一度楓子と会うことで、「楓子に元気をあげるために」、再び明るさを取り戻していく。
 紡は紅子のいる病院まで出かけて行って、自分の気持ちを伝える。それでも離れようとする紅子に、「あたしが護るから」と、いつまでもそばにいることを約束する。

 別れ、という悲しい出来事を経験して、それを乗り越えていくことのできた、そんなハッピーエンドを迎えることができたのは本当に読んでいて嬉しかったですね。最後まで、幸せな空気に包まれた、そんな作品でした。


以下のサイトや書籍等が参考になるかもしれません


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