2007年1月24日
ピクシーゲイル 1巻&2巻
身寄りもなく、心臓の病のため長くは生きられないといわれていた少女、渡会りかのは、心臓の移植手術を受けて退院する。その心臓は、魔法使いゲイルのもの。命とともに、ゲイルの地位と遺言をひきついだりかのだが、退院直後から、謎の少女に命を狙われて……。
何も知らない主人公が、陰謀に巻き込まれるという、典型的な巻き込まれ型ストーリー。世界観とかの描写をすっ飛ばしていきなり巻き込まれるので、最初ちょっと面食らう部分がありますが、読んでいくうちに徐々にいろいろなものが見えてきます。
絵柄は綺麗で、いわゆる「萌え」要素の強いものですが(猫耳とかいるし)、どこか影のある雰囲気を持っています。流血シーンも多いです。この人の他作品ではかなりダークなのもあったな、そういえば。
特に、最初の敵となるエレインは、狂気入り気味で、好きな人にはかなりツボに入るのでは、と思います(参考:ヤンデレ)。
なお、コミック巻頭には、カラーイラストギャラリーを収録。かなりエロいので、注意(^^;)。
巻き込まれ型らしく(?)、りかのは内気で、人とのコミュニケーションが苦手な少女。長く入院していたため、生きることに希望を見出せない、そんな性格です。
彼女の保護者的立場にあるゲイルの弟子、ローレイに優しくされるのも、自分の中にゲイルの心臓があるからだと思い込んでしまい、その事をローレイに訊くこともできない。
百合としては、主人公、りかのと、ローレイの関係が注目です。
ただ、手術直後のりかのにキスしたこと(ローレイのキスには治癒の力がある)と、その後もりかのを守ろうとする姿勢からくる、刷り込みっぽい面が強く、現時点ではりかの→ローレイ、という一方通行な想いのみなのが惜しい。
とはいえ、今後の話の展開の中で、二人の関係がどう変わっていくのかが見所のひとつなのは間違いありません。
エレインの右腕がゲイルのものだったことから、敵はゲイルの体の一部を移植された人たちな模様。彼女たちの目的は何か。そして、ゲイルがりかのに心臓を移植した理由は。
2巻後半から、少しずつりかのが自分で動き出すようになってきていますし、今後の展開が楽しみです。
わたしのなかで脈打つ『彼』を
たしかめようとする指先
それから唇
それは胸の傷よりも熱かった
(1巻 カラーページより)
以下のサイトや書籍等が参考になるかもしれません
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