2007年3月16日
窓のあちら側
えっと、新井素子さんの作品集です。
収録されている作品は、
- グリーン・レクイエム
- ネプチューン
- 雨の降る星 遠い夢
- 季節のお話 一月・八月・十二月
- 眠い、ねむうい由紀子
- 影絵の街にて
- 大きなくすの木の下で
の9本。「グリーン・レクイエム」~「季節のお話」は、「色」をテーマにした作品集、そして後の3本は、単行本未収録作品になります。
私の場合、単行本未収録作品以外は、全部既読だったりするので、コストパフォーマンス的にはどうかとも思うわけですが。というか、「グリーン・レクイエム」にいたっては、3冊目だよ!(講談社文庫版、愛蔵版、そして今回の。奇想天外版はさすがに持ってない)
ちょっと自分語りで申し訳ないんですが、新井素子という人は、私が中学・高校時代に一番影響を受けた作家さんでして。「グリーン・レクイエム」「緑幻想」「……絶句」あたりは、もう何度読んだか分からないくらい読んだものです(当時は何度も読める時間があったんですねぇ。お金無くて、あんまり本を買えなかった、というのもあるけど)。
私のSSで、場面区切りに「☆」を使ってるのは、素子さんの影響です(^^;)。一人称で書きたがるのもそう。
で、今回、久しぶりに「グリーン・レクイエム」を読んだけど……やっぱり、泣けるわ。救われないエンディングですが……。
救われるエンディングを読みたい方は、是非、続編の「緑幻想」もどうぞ。
って、もう絶版か……(;_;)。
「ネプチューン」「雨の降る星 遠い夢」も、優しくも悲しいお話。「グリーン・レクイエム」もそうですが、自然と人間の関わり、というのを改めて考え直してしまいます。
「季節のお話」は、うってかわって、優しい童話です。もし、ここに書いてあるお話が気に入ったのなら、単行本を読むのが吉です。あとがきにも書いてありますが、イラストが素敵なので。
今回初読の3篇は、どれも短いながらもピリリと辛いもの。軽妙な語り口なのに、重く心に残るのはさすがです。
この3本のためだけ、って考えると値段的に厳しいのですが、既読作品も、十分再読に耐えられる物で、買ってよかったです。……判型が大きいので、場所を取るところだけは難点ですが(^^;)。
余談ですが、今回の作品に出てくる登場人物、「グリーン・レクイエム」=宇宙人、「ネプチューン」=未来人、ではないけど、時間を跳躍してきた人、「雨の降る星 遠い夢」=超能力者(このことが判明するのはシリーズのずっと後のことですが)……これなんてハルヒ?(^^;)
考えてみれば、ハルヒの世界改変能力って、「……絶句」のもとちゃんの力にも似てますね。
以下のサイトや書籍等が参考になるかもしれません
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