2007年5月22日
バニラ A sweet partner
マイミク某氏におすすめされた小説。高校生の少女二人とガンアクションで百合。
偶然、銃を手にしてしまった少女、海棠ケイと梔ナオ。自分たちの為に銃による殺人を繰り返すが、やがて警察に正体が知られ、追い詰められていく……。
百合とガンアクション、というと、アニメ「ノワール」をついつい思い浮かべますが、それとはだいぶ趣の異なる作品でした。メインの銃が狙撃銃というのもそうだし、ちゃんと(^^;)犯罪者として描かれているのもそう。
序盤は、正直イマイチ(そんな理由で殺すのかよ!、とか、リスク高すぎね?、とか)だったんですが、後半、二人が学校に立てこもったあたりから、俄然面白くなりました。
裏表紙にガンアクションなどと謳われてますが、このお話の真髄はやっぱり百合。二人がお互いを想う気持ちが、最初から最後まで、ほんとうに丁寧に書かれています。
序盤は少々仲のよい友人、といった関係なのですが、二人が仲良くなるきっかけ、お互いの失ったものを埋め合わせるかのように愛し合い、そして、二人の幸せのために最後にとった行動など、違和感無く、そして幸せに読めました。二人の行動原理が、不安定に揺れる感情、というのが、物語に必然性を与えていると思います。このあたり、百合好きでなくても少女好きならオススメできるかと。
あと、キスシーンが妙に色っぽくて、それだけでドキドキできること請け合いです(笑)。
感情描写という点では、もう一組の主役とも言える、警察側の動きも面白かった。相手は殺人犯、しかも銃を持っている。そんな彼女たちを死に追いやってでも事件を解決しようとする者と、あくまで彼女たちを救おうとする者。そんな葛藤がよく描けていたと思います。
ただ、これ読んでるときに、本当に立てこもり&発砲事件が起きて、警察官が一人亡くなるという自体が発生してるんですよね……。だもんで、やっぱりひっかかりを覚えずにはいられないのでした。誰が悪いというわけでも無いんですがね。タイミングがまず過ぎる……。
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余談:ナオの脳内イメージがエル・カザドのエリスだったのは俺だけですか?(^^;)
以下のサイトや書籍等が参考になるかもしれません
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