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2007年10月19日

それでも私はマンガ版「アオイシロ」を読み続ける

 ちょいと気になったので。

あーんな希釈劣化ダイジェスト版でネタバレを喰らうのは、も~~~~~~~んのすっげぇもったいないことだと思うんですよ、ええ。

とっぽい。 片瀬優版アオイシロ不読運動

 まあ、言いたいことは分かるのですが。それでも、私はこのマンガ版「アオイシロ」を読んでいくつもりですよ(ニコニコ動画とアイマスにかまけてて、今月号の感想書いてない身で言うのもアレなんですが)。
 だって、そのほうが面白いじゃないですか。


誰もネタバレを回避できない

 パッケージメディア(店頭で買える物)が同時代性を持たない(時間に捕らわれずいつでも入手できる)ものである以上、ネタバレを回避することは、ほとんど不可能です。
 発売当日に買って、その日のうちにクリア/読了するような人ならともかく、多くの人は評判や感想を聞いて、購入したいという意欲を高めることになるかと思います。その「評判」や「感想」は、少なからずネタバレを含んでいるわけです。

 殊に、インターネットによる情報発信・検索・共有が容易になった現代では、数多くの評判や感想を目にすることが可能になっています。そして、現在の技術では、残念ながらその中からネタバレの量・質を判断するのは非常に困難です(実際に読んでみるまで分からない)。

ネタバレは本当に作品の魅力を損なうのか

 古今東西、メディアを問わず、およそ物語のネタバレ、といえば、悪しきモノ、として扱われることがほとんどでしょう。
 典型的なのは、ミステリですね。「犯人は○○」というのは、もっともやってはいけないネタバレであると言っていいかと思われます(ミステリ分野についてはあまり詳しくないので、誤解があったらごめんなさい)。

 しかし、ネタバレにより作品の魅力が損なわれるとしたら、それは、結局「その程度の作品」だったのではないでしょうか。
 たとえば、「犯人は○○」というネタバレを知ったとしても、犯行を犯した動機や、トリック、主人公が犯人の特定に至る推理プロセス、そして小説なら文章の面白さ、マンガなら絵の綺麗さやコマ割りの上手さ、などは、読んでみるまで分からないわけです。そして、それらが十分に魅力的ならば、たとえ事前に犯人を知ってしまったとしても、読み終わった後には満足感を得られると思うのです。

「アカイイト」について言えば、「アカイイト」のストーリーの面白さは、複雑に絡み合った人間関係や過去の因縁にあり、1本のシナリオ(一人のキャラ)だけをクリアしたのでは真実が見えてこない、というところにあるかと思います。そこに面白さを見出して、何度もプレイした、という方も多いのではないでしょうか。
 この場合、2度目以降のプレイは、ネタバレを知った上でのプレイになりますよね(なにせ、本編という究極のネタバレをしているわけですから)。
 じゃあ、2度目以降のプレイはつまらなかったのか、というと、そうではない人が多いのではないでしょうか。むしろ、キャラの立ち位置を理解したことで、新しい発見があった、という人もいるのではないかと思います。

 本当に面白い作品ならば、ネタバレを知ったとしても、楽しめると思うのです。

 ニコニコのアイマスMADなんて、ネタバレだらけですが、それが無かったら、アイマスに手を出すことは無かっただろうしなあ。そして、知っているシーンに出くわすとニヤニヤしてる俺。テラキモス(笑)。


自分の心の動きは検証不能

 上記の件とも関係しますが。
「ネタバレを知ってしまったからつまらなくなった」という意見を聞くことがあります。じゃあ、ネタバレを知らなければ、面白かったのでしょうか?
 その答えは誰にも分かりません。私にも、あなたにも。

 現実の世界には、明確な分岐も、リセットもありません。ネタバレを知ってしまった自分と、知らなかった自分は、同時に存在できないのです。
 人数を集めて、ネタバレを知っている人と知らない人とで感想を出してもらって、統計をとれば有意な差が出る可能性はありますが、それでも自分の心がどう動くかは、検証不能です。

 だったら、あまり、ネタバレネタバレと気にしすぎることは無いのではないでしょうか。


ネタバレを元にして楽しもう

 ネタバレを回避するのも一つの手ですが、どうせ全てを回避することが不能ならば、それを楽しんでしまったほうが精神安定上、良い気がします。
 私の場合なら、とりあえずいろいろ想像(妄想)したりしてますよ。ストーリー展開を考えるもよし、カップリングに萌えるもよし。オタクならそれぐらいできますよね?

 本編と違ったら? 別に違っててもいいじゃん。
 私は「アオイシロ」のキャラ紹介があったときに、いきなり同人誌に小説(SS)を書きました。当然、その後出てきた設定とはいろいろ食い違いがあるわけですが、そのことを後悔したりするつもりはまったくありません。むしろ、よくあれだけの情報で書いたなあ、とほめてあげたい(笑)。
 というか、二次創作ってのは、ネタバレ前提の世界なんですよね。作者も、読者も、ネタを知っている、という前提のもとで作られている。

 そして、二次創作を含むファン活動、というのは、作品の人気のバロメータの一つとなりつつあります。売り上げと違って、定量的な計測は難しいですが、その声を気にしない製作者はもはやいないでしょう。
 実際、アカイイトを見ても、長くファン活動を続けている人たちの声を受けて、ドラマCDが作られたり、イメージソングCDの発売が決まったりしているわけですから。

 だから、ネタバレ怖いから読まない→声を上げない、というのは、すごくもったいないなあと思うわけです。

 別に二次創作しろと言うわけじゃない。ブログで感想書いてもいいし、2chで話題にするのもありでしょう。とにかく、好きな作品、応援している作品なら、しっかりと声を上げていこう。そう思います。


 ……あ、RUSH版の感想は、百合姫来たら一緒に書くよ!(^^;)(Amazonに注文してるので、まだ届いてない)

photo
コミック百合姫 2007年 12月号 [雑誌]
一迅社 2007-10-18

by G-Tools , 2007/10/19

以下のサイトや書籍等が参考になるかもしれません


Comment on "それでも私はマンガ版「アオイシロ」を読み続ける"

初めまして早瀬といいますm(__)m文月さんのネタバレの話に激しく同意します!
ネタバレしても面白い作品は面白いです!最初に犯人が出てくるミステリもありますし、良作にとってネタバレなんて些細なことです!
そんなわけで私はアオイシロの漫画を読みつつ、PS2版を楽しみに待ってます(*゚∀゚)=3

  •   早瀬
  • 2007年10月21日 15:00

はじめまして、コメントありがとうございます。
ちょいと引用先の意見が気になったので、書いてみました。ネタバレ、って騒ぎすぎるのもかえってよろしくないと思いますしね。

ようやく百合姫も入手できたので、またあとで感想書きますねー(3回ぐらい読まないと感想書けない人なので(^^;))。

  •   文月 十一郎
  • 2007年10月22日 00:18

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