[表紙] > [徒然不定記] > [個別アーカイブ:谷山浩子 猫森集会2008 Aプロ]

2008年9月15日

谷山浩子 猫森集会2008 Aプロ

今年も、浩子さんのコンサートシリーズ「猫森集会」の季節がやって来ました。
まずは、Aプログラム1日目、初日に行ってきました。ゲストは、クラリネットの十亀正司さん。浩子さんのコンサートへのゲストはこれで3度目だそうです(前回は2002年の猫森集会Dプログラム)。

オープニングは「三日月の女神」「Moon Song」の2曲。これまでの猫森集会では、プログラムの中盤からゲストさんが登場するのが恒例でしたが、今回は最初から十亀さんが登場。なんでも、プログラム構成を考えるときに、浩子さんがすごい夏バテで、去年までの構成をすっかり忘れていたんだとか(笑)。とはいえ、クラリネットの柔らかい音は、浩子さんの曲にすごくマッチしていて、特に「Moon Song」はちょっと感動モノでしたね。

挨拶のあとは、今回のコンサートのサブタイトル「十亀さんと夜の銀河旅行」にちなんで、夜の歌を2曲(「流星少年」「ガラスの巨人」)。
それから、テーマ名をうまく付けられなかった3曲(「人形の家」「卵」「ゆりかごの歌」)。浩子さん曰く「現代人? オタク?」。アンケートでテーマを募集していたのですが、2日目にはどうなったんでしょうね。個人的には「不安な引きこもり」といった感じでしたが(^^;)。

トークをはさんで、「タイタニア 恋をしよう」。これ、シェイクスピアの「夏の夜の夢」をイメージした歌だったんですね(読んだ事ないです。すいません(^^;))。『シェイクスピアは、恋愛に関してシニカルだけど本質的なとこをついてる』という浩子さんの談が印象的でした。

続いては、「昼朝夕方」で、「冷たい水の中をきみと歩いていく」「遺跡散歩」「テルーの唄」。
それから、「なんとなく十亀さんとやってみたい3曲」で、「夢のスープ」「王国」「金色野原」。「金色野原」は、本邦初初演(?)。手嶌葵さんのアルバムに提供した歌だそうです。

最後は、「銀河旅行というサブタイトルでこの歌をやらなかったら、ドッペルの日に『ドッペル玄関』を歌わないようなものだ」という(笑)、「銀河通信」。これもクラリネットの響きがすごく自然に溶け込んでいて、良かったです。クラリネットは、夜の歌に相性がいいのかもしれない。

アンコールは、コンサートであまりやっていない曲ということで、「人生は一本の長い煙草のようなもの」を。
初日ながら2時間オーバーという、長めのコンサートとなりました(聴いているこちらとしては全然そんな感じはしなかったんですけどね)。

十亀さんとのトークでは、クラリネットを始めた経緯や、ちょっと珍しい楽器の話しなど。

小学生の頃から「音楽家になりたい」という夢を持っていた十亀さんですが、最初はバイオリンをやっていたそうで。でも、コンクールでほかに上手い子がいっぱいいるのを知って諦め。次は中学の吹奏楽部でトランペットを(目立ちたかったそうです)。でも「飽きた」(笑)。
高校になって、クラリネットに。好きだったバイオリンと、音域が似ているのだそうで。
ちなみに、負けそうなことはやらない、とか、思いつきで手を出してすぐ飽きちゃうといったあたり、浩子さんも似たような性格だそうです(私もだ......(笑))。

楽器の話では、バグパイプのことを。あまりやっている人がいないので、結構依頼があるのだとか。ところが、バグパイプのことを知らずに依頼してくる人が結構いるらしい。とにかくすごく大きな音が出るそうなのです。なのに、美術館での演奏依頼とか。カラオケボックスで練習したときには、あまりの大きな音にフロントから「やめてくれ」と言われたこともあるそうです。
また、演奏会のためにスコットランドの民族衣装「キルト」を着て会場に行ったのだそうですが(民族楽器を吹くときはその地方の衣装も着るべし、というスタンスなのだそうです)、ちょっと早く着きすぎたために、キルト姿でコンビニに待機していたとか。
最近の「旬」な楽器は「バンドネオン」。なんでも、鍵盤の配列にまったく規則性が無く、しかも蛇腹を押すときと引くときで出る音が違うという、「悪魔の作った楽器」。演奏しやすい配列のバンドネオンもあるそうなのですが、みんな、昔からの不規則なものを使っているのだとか。「最初はいくつかの音が出せるだけだったのが、もっと音が欲しいということで空いている所に増やしていた結果なんじゃないか」というのが十亀さんの推測。そのかわり、ピアノでは絶対出せない(指が届かない)コードなども出せるのだとか。

こういう、普段まず聞けない話が聞けるのが、浩子さんのコンサートの面白さの一つですね。


曲目は以下の通り

  1. 三日月の女神
  2. Moon Song
  3. 流星少年
  4. ガラスの巨人
  5. 人形の家
  6. ゆりかごの歌
  7. タイタニア 恋をしよう
  8. 冷たい水の中をきみと歩いていく
  9. 遺跡散歩
  10. テルーの唄
  11. 夢のスープ
  12. 王国
  13. 金色野原
  14. 銀河通信
  15. 人生は一本の長い煙草のようなもの(アンコール)
photo
タマで弾き語り(初回限定盤)(DVD付)
谷山浩子
ヤマハミュージックコミュニケーションズ 2008-09-10

by G-Tools , 2008/09/15

以下のサイトや書籍等が参考になるかもしれません


Comment on "谷山浩子 猫森集会2008 Aプロ"

"谷山浩子 猫森集会2008 Aプロ"へのコメントはまだありません。

Post a Comment

コメントする

(HTMLタグは使用できません)
ブラウザに投稿者情報を登録しますか?(Cookieを使用します。次回書き込み時に便利です。)
  •  
  •  

Trackback on "谷山浩子 猫森集会2008 Aプロ"

このエントリーのトラックバックURL: 
※ トラックバックを送信する際は、トラックバックspamフィルタの適用についてを熟読の上、送信をお願いします。この記事へのリンクの無いトラックバックは受け付けられません。

"谷山浩子 猫森集会2008 Aプロ"へのトラックバックはまだありません。