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2012年11月11日

ゴティックメード-花の詩女-

ゴティックメード-花の詩女-、見てきました。
良くも悪くも、永野護のマンガ(というかFSS)をそのままアニメ化した、そんな印象。

とにかく、絵の一つ一つ、表情の一つ一つ、動きの一つ一つ、セリフの一つ一つ、音の一つ一つが、FSSを読んでいるときのイメージと寸分変わらない。もちろん、マンガには動きや音というものは無いんだけど、なのにまったくイメージにズレが無い。これがどれだけすごいかは、ちょっと説明しづらいんだけど。

FSSでは、よくロボットや戦艦のまわりにこんな効果音が舞ってるのですよ。
20121111_GTM01.jpg
これが、GTMでは、リアルな「音」として表現されている。しかも、映画館の迫力のある音響で聞けるんですからね。
特に、最初の戦艦シワルベが空中から現れるシーン、そして、主役ロボット、カイゼリンの起動シーンは圧巻。

あとは、動き。
風に髪が揺れる場面や、騎士(ウォーキャスター)であるトリハロンが剣の素振りをする場面、そして、戦闘速度で移動するトリハロンなど、FSSを何度も読み返しているような人なら「ああ!」と思わざるを得ないシーンが満載です。

そして、やはり注目してしまうのがFSSとのつながり。
最初は、FSSっぽい別世界の話かと思っていたのですが、なんのことは無い、FSSど真ん中のお話でした(笑)。
トリハロンとかどう見てもダイ・グだとは思っていたのですが、最後の最後(スタッフロールの終わったあと)に、壮大なネタばれが......。あれを見たとき叫びたくなったのは私だけでは無いと思う。


まあ、そんな感じで、FSS信者としてはかなり興奮できる内容だったわけですが、映画としてはかなり微妙な出来。

何しろ、話にオチが無い。起承転結のうち、起・承・転は描かれていたのに、結はなんだかすっ飛ばされてしまった。起・承も、かなりゆっくりとしたペースで、転部分との展開の落差が激しすぎる。

あと、「敵」が描かれていないのが、カタルシスを感じにくい原因かな、と思う。たとえば、FSSの1話(昔、映画化された部分)は、ユーバー大公やデコースといった敵も描かれていたのに対して、GTMでは、敵ロボットが2体出てきただけ。パイロットについてはどんな人物か、立場なのかも一切描かれず。
話の都合上、敵の正体を明かすことが出来なかったとは言え、もう少し何とかならなかったのかなあ。
そのくせ、FSSを知らない人にはなんだかさっぱり分からない謎のエルガイムmk2軍団とか尺を割いてるし。いや、知ってる人だって、「おまえら何しに来たんだよ!」という感じでしたが。

絵に関しては、賛否両論あるだろうけど、ほぼ全て手描き+陰影の多い塗りで、古くさく見えてしまうのは否めないかな。もうちょいCGを効果的に使っても良かった気がする。

以下のサイトや書籍等が参考になるかもしれません


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