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2003年12月19日

V2i Protectorの すごい バックアップ

 今回は、PowerQuest(現在はシマンテックに買収されています)のバックアップソフト、V2i Protector 2.0 Desktop Edition(以下、「V2i」)のレポートです。
 本当はもっと前に届いていたのですが、12月15日にバージョンアップ版(2.0→2.01)が出たので、そちらでのレポートをお送りします。

インストール

 V2iの本体はWindowsのサービスとして、バックグラウンドに常駐します(常駐させずに必要な時に手動で起動することも可能)。ですが、そのコントローラが、.NETアプリケーションなのです。というわけで、Windows Updateから、.NET Frameworkをインストール。かなりでかいので、ナローバンドの人はきついと思う。インストール後、再起動。
 CD-ROMからV2iをインストールして、また再起動。それからユーザ登録。
 バージョンアップは、一度現バージョンをアンインストールして、再起動、そして新バージョンをインストールして、再起動。とにかく再起動が多いです(^^;)。また、バージョンアップすると、登録したバックアップジョブが消えてしまうので注意(ユーザ情報は残るのになぁ……)。
 インストール後、サービスの実行ユーザを、ローカルログインからAdministratorに変更。これをしないと、ネットワーク先のドライブに上手くバックアップが取れないので要注意。また、Administratorのパスワードを、ローカルとリモートで同じにしておかないといけない。このあたりも要注意です。

バックアップジョブの作製

 先にも書きましたが、V2iの本体はWindowsのサービスプログラムです。ですので、バックアップの操作は、コントローラから行います。このコントローラが、.NETアプリケーションのため、起動がすごく重いんですけどね……。起動後は対して重くはないのだけど。
 バックアップの操作はウィザード形式なので、それほど面倒ではないのですが、ローカルに取るのかネットワークに取るのか(もしくはCD/DVD-R)を手動で選択する必要があります。一緒にフォルダ選択のツリーが出ているんだから、自動判別して欲しいところ。
 さて、V2iの最大のウリは、「Windows起動しながらバックアップが取れる」という点にありますが、個人的には、これに加えて、「ジョブ機能により、バックアップの完全自動化ができる」というのが最大のメリットだと思っています。
 ジョブの作成は、やはりコントローラからウィザード形式で行います。「バックアップジョブの作成」から、バックアップ対象ドライブと、保存先を選択。それから、バックアップ形式を「基本バックアップのみ」と、「基本+増分バックアップ」から選ぶことになります。
 「基本バックアップ」は、対象ドライブのすべての内容を取得する方法。取得に時間はかかりますが、このファイルだけで復元ができます。
 「基本+増分バックアップ」は、基本バックアップを取った後は、そのバックアップと比較して変更のあった部分だけを取得する方法。取得時間を大幅に短縮することができます。
 たいていの場合は、「基本+増分バックアップ」のほうが便利だと思います。私は、月に1回(毎月最終日)基本バックアップを、週に2回(日曜と水曜)増分バックアップを取るよう設定しました。
 これでジョブの登録は完了……なんですが。実は、ジョブの修正が、バックアップ取得日時の変更しかできません。取得先を変えようと思ったら、そのジョブを削除して、もう一度作り直す必要があるのですね。はっきり言って、非常に面倒です。

バックアップの実施

 さて、実際にバックアップを実施してみると。バックアップを行っていることに全く気がつきません(笑)。コントローラを起動すれば、何%実施している、というのが分かるのですが、そうでないとさっぱり。
 ただし、ジョブ作成時に、バックアップの圧縮率を変えられるのですが、これを最高圧縮にすると、非常に重たくなります(うちのCPUはAthlonXP 3000+です)。よほどCPUが強力で(デュアルとか)ハードディスクの空きが足りない、とかいう場合以外は、推奨になっている「標準」を使用するべきでしょう(標準でも圧縮はかかっています)。
 なお、バックアップ終了後(あるいはエラー発生時)に、メールを発信する機能がついていますので、これで終了確認は可能です。

 使い勝手に多少問題はあるものの、バックアップの自動化ができるのはやはり便利です。ただ、使う環境を選ぶのも事実。1日2~3時間しかパソコンを起動しない(しかも、起動する時間は不定)ような場合だと、ジョブを走らせる時間を決定できず、使いこなせないと言うことになります。Windowsのタスクスケジューラ並みに自由度が高ければ良かったんですけど。
 逆に、常時稼動の自宅サーバなどには最適ですね。ただ、それでも運用設計をしっかりできる人でないと、扱いに悩むことになるかもしれません。私は本職でそういうことに慣れてるから問題なかったのですが(^^;)

以下のサイトや書籍等が参考になるかもしれません


Comment on "V2i Protectorの すごい バックアップ"

V2iProtectorの実際の体験談に基づいた話で説得力があり大変に勉強になりました。
ネット上ではなかなかない情報をありがとうございました。

ちょっと疑問に思ったのがもしファイルが増える一方だとしたら1回の基本だけで、あとは増分だけをバックアップすればよいと思うのですが、それは機能上無理でしょうか?
日常的に削除することもあり、その場合は基本でしかカバーできないということで理解すればよろしいでしょうか?
早速購入に検討を始めようと思っています。

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  • 2004年03月31日 10:47

>1回の基本だけで、あとは増分だけをバックアップすればよいと思うのですが、それは機能上無理でしょうか?
機能的には可能です。が、増分バックアップの場合は、基本バックアップファイル、あるいは途中の増分ファイルが壊れた場合、復旧できなくなるという欠点もあります。
そんなわけで、「月1回基本+週2回増分」という感じで回しています。

あと、

増分バックアップの前に、デフラグなどの操作を行って、ハードディスクの内容が大きく変化すると、増分のバックアップでも自動的に基本バックアップが作成されます。

という仕様があるらしいので、ときどき勝手に基本バックアップを取ってくれちゃったりします。

新しい2.03というバージョンが届いたので(まだインストールしてない)、インストールしたらまた違いなどを書きたいと思います。

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