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2008年4月16日

Phenom 9600を導入

(2008/04/17追記あり)

友人から、「Phenom 9850を買ったんで、9600余ってるけどいる?」という打診があり、これ幸いと、安価にてPhenom 9600を入手しました。
9600を含む初代Phenomは、エラッタがあって性能がスポイルされていること、そもそもクロックはAthlon64X2のほうが高いこと(Phenom 9600=2.3GHz、Athlon64X2 5200+=2.6GHz)、私の使っているマザーボード(ASUS M2A-VM HDMI)は、Socket AM2マザーで、Phenomの性能を活かしきれないこと(フル機能を使うには、AM2+に対応したマザーが必要)、といったことがあって、Phenomには手を出しあぐねていたのですが、まあ安価で手に入るなら試してみるか、というわけで、商談成立。

さて、いざ、取り付け。まず、今、付いているCPUを外す必要があります。ちょっと前に、「CPUクーラー外したらCPUも(・∀・)スッポン!」なる、恐ろしい2chスレまとめを読んでしまったので、慎重に、慎重に。
まず、ケースを横倒しにして、マザーボードを固定しているパネルを引き出します(ケース内だと、電源が邪魔で上手く作業できないので)。その状態で、電源を入れて、BIOSを起動。そして、しっかりとクーラーを押さえつけながら、固定金具を外す。昔のコアむき出しのAthlonXPとかでこんなことやったら、即座にコア欠け→死亡、なのですが、ヒートスプレッダが装着されている今のCPUでは、グリス固着による「スッポン!」のほうが怖いですから。電源を切ると同時に、ほんの少し、力を入れずに、クーラーをひねるように回してみます。何の抵抗もなく、クーラーはズレました。あとは、そっと上に持ち上げて……大丈夫、CPUはちゃんとソケットに収まっています!
CPUクーラーを取り外した状態

次に、CPUソケットのレバーを上げて、CPUをそっと取り外し。そして、新しいPhenomプロセッサを取り付けます。
Phenom 9600

クーラーに付いたグリスをよく拭き取って、取り付けたPhenomにグリスを塗り塗り。なるべく薄く均等に、というのがコツといわれていますが、ヒートスプレッダがついて表面積が広くなった今のCPUではなかなか至難の業。今回使った銀グリスは、粘り気が少なくボロボロした感じだし。
クーラーを取り付けたら、パネルごとマザーをケース内に戻して、必要な配線をして(ファンのコネクタを抜いてたりしたので)、電源ON!
Phenom装着直後の起動画面

無事、Phenomとして認識されました。

では、実際の性能はどうでしょう。といっても、主要なベンチマークはすでにあちこちでやられているでしょうから、自分的にCPUを一番使う作業、すなわち動画エンコードに的を絞って、いくつかテストしてみました。もっとも、これも手動計測なのでかなり大雑把ではありますが、傾向はつかめるかと……。
ソースは、ニコニコ動画用に作った、512x288ピクセル、30fpsで4分50秒の動画です。使用ソフトはすべてAVIUTL。

その1 DivX 6.8.2 2pass保存 (HomeTheaterプロファイル/もっとも優れた品質/エンハンスドマルチスレッド/フルサーチ=SSE2)
通常保存:Athlon64X2 5200+(2.6GHz) = 10分/Phenom 9600 (2.3GHz) = 9分
マルチスレッド保存:Athlon64X2 5200+(2.6GHz) = 9分/Phenom 9600 (2.3GHz) = 6分30秒

その2 H.264 2pass保存
Athlon64X2 5200+(2.6GHz) = 9分/Phenom 9600 (2.3GHz) = 6分

その3 vp6 2pass保存
Athlon64X2 5200+(2.6GHz) = 16分/Phenom 9600 (2.3GHz) = 25分

当然のことながら、マルチスレッド化が進んでいるソフトは、やはり効果が大きいですね。vp6は、マルチスレッド化があまり進んでいないようで、タスクマネージャを見ても、1コアばかりを使っているようでした。かなり差が開いているので、2次キャッシュの大きさも関係しているのかもしれません。

また、少し奇妙な結果になったのが、「午後のこ~だ」内蔵のベンチマーク。各種拡張機能をON/OFFして計測できるのですが、SSE2, SSE, Enhanced 3D Now!, 3D Now!, MMXのうち、Enhanced 3D Now!をONにすると、最高クオリティと最低クオリティの場合に遅くなるという結果が出ました。Athlon64X2では、ほとんど差はなかったのですが。
午後のこ~だがどういうアルゴリズムでこれら拡張機能を利用しているのか分からないのですが、ソフトによってはEnhanced 3D Now!は使用しない方が高速になることがあるかもしれません(もっとも、使ってるソフトがどれだけあるか、はなはだ疑問ですが……(^^;))。

ここまで、CPU自体は正常に動いているのですが、ちょっといじろうとしたら、いくつか妙な点も見つかりました。
今回入手したのは、Phenom 9600 Black Editionですので、倍率をデフォルトより上げることが可能なはずなのですが、BIOSで設定しても、Windows上のクロック計測ソフトで見ても、2.3GHzのまま変わりませんでした。
また、M2A-VM HDMIのBIOSは、1705というのが現時点での最新版なのですが、これにすると内蔵LANが使えなくなるという事象が……。1604では使えるのですが、例の、TLBエラッタに関する対策を設定する機能が出てきません。エラッタの影響はめったに出るものでは無いらしいですが、実際一度、ブルーバックで落ちたからなあ……。
もっとも、このあたりはCPUのせいというよりはマザーのせい、という気が多分にしますが。AM2+を搭載したマザーなら多分大丈夫なんでしょうね。

とまえ、そんな感じで、ちょっと微妙な感じもしますが、もうしばらく使い続けてみようと思います。まだ、動画編集ソフトの使い勝手とか試してないですしね。
夏前にはAM2+(780Gチップセット)のマザーに買い換えたいなあ。

2008/04/17追記
BIOS1705で内蔵LANが使えなかった問題ですが、RTL8111のドライバを古いもの(2006/08/14付け 5.658.814.2006)に戻したら、通信できるようになりましたよ! 意味わかんないです!

以下のサイトや書籍等が参考になるかもしれません


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