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2011年9月 4日

HDMIキャプチャ環境の構築

PS3版アイマス2の発売が迫ってきていますが、みなさんいかがお過ごしでしょうか。
うちは、と言えば、PS3の画面を録画する環境が無いのが問題でした。

最初に買ったXBOX360は、初代機のためHDMIが付いてないモデル。そのため、キャプチャには、D端子経由のアナログキャプチャカード(MonsterX)を用意し、周辺環境も整えてきました。
しかし、気がつけば、HDMIが当たり前の時代。PS3やHDDレコーダはすべてHDMI接続に。XBOX360も買い換えによって現行世代機になったため、HDMI搭載に。ただ、キャプチャのためにアナログ出力にしていました。

ですが、アイマス2がPS3で出ることとなり、またキャプチャだけのためにアナログ出力にするのはなんか納得いかない......そう考え、HDMIでのキャプチャ環境を整えることにしました。

HDMIを使ったキャプチャで問題となるのは、HDCP(コピーガード)です。PS3は、ゲーム画面でも、HDCPでガードされた信号を出力してしまうので、これを回避する必要があります。
回避にはいくつか方法があるのですが、今回は、HDCP対応を謳った、ドリキャプ DC-HA1というキャプチャカードを使用することにしました。

ドリキャプ HDMIキャプチャーカード PCIExpress(x1)接続 DC-HA1ドリキャプ HDMIキャプチャーカード PCIExpress(x1)接続 DC-HA1

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まあ、いかにも怪しげなカードですが、ネットを見れば動作実績多数。録画方法について詳しく書いたサイトも見つかります。
限りなく自己責任ですが、値段が安いこともあり、こちらを選択しました。
ちなみに、OSはWindowsXP 32bitのため、64bit/4GB超メモリ搭載時の問題も関係ありません。

さて、HDMIでキャプチャをするに当たって、もう一つ問題があります。それは、HDMIの配線の問題。

PS3も含めて多くの機器は、HDMI出力を1系統しか持っていません。しかし、キャプチャカードに直結すると、ゲームの度にPCを起動しなくてはなりません。また、遅延も発生するため、アクション系のゲームではかなり問題になります。アイマスもボタンを押すタイミングがずれて、Perfectが出にくくなってしまいます。

また、うちのTV(東芝 REGZA 37RE1)には、HDMI入力が4系統あるのですが、すでに端子は埋まっていて(HDDレコーダ、PS3、CATV用STB、PC)、そのままではXBOX360をつなげません。見る機器を変える度に、HDMIの抜き差しをするのは非現実的。

というわけで、HDMIセレクターも買うことにしました。

買ったのは、TEC THD42MSPという、入力4系統、出力2系統のもの。

TEC 4入力2出力対応HDMIマトリクス型分配器 スプリッター機能搭載 THD42MSPTEC 4入力2出力対応HDMIマトリクス型分配器 スプリッター機能搭載 THD42MSP

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こちらもいかにも怪しげ......しかも、初期不良報告がけっこう多い。ですが、やっぱり安かったので(^_^;)、自己責任で選択。


さて、ハードウェアのセットアップ。
いろいろ機器が多くてややこしいのですが、下図のような構成にしてみました。

20110904_hdmi.jpg

まず、入力元として、HDDレコーダ・PS3・XBOX360・CATV STBを、セレクタに接続します。
セレクタからは、1本をTVに、1本をPC(キャプチャ専用機)に接続します。
また、キャプチャ専用機の出力は、TVに直接接続。さらに、せっかくなので、メインのPCからも線を繋いで、サブディスプレイとして使えるようにします。
PCの出力をセレクタに繋がなかったのは、PCの画面をHDMI経由で録画する、というシチュエーションが無いという判断によるもの。撮りたければ、デスクトップ録画ソフトを使えばいいだけですしね。

この構成で、接続は問題無く完了。キャプチャカードも、セレクタも初期不良には当たらなかったようです。


キャプチャソフトには、いろいろなサイトで紹介されていた、アマレコTVというソフトを使用。
録画コーデックには、UT Video Codecの、YUV422を使用。コーデックはMonxterXで録っていたときと同じです。

さて、せっかくなので、アナログとデジタル、画質の比較でもしてみましょう。

20110904_hdmi02.png

20110904_hdmi03.png

どちらも、XBOX360の画像。上が、MonsterXによる、D端子でのアナログキャプチャを色調補正したもの。下が、ドリキャプによる、HDMIでのキャプチャです(拡大画像は、PNGのため、すこしファイルサイズが大きいです)。
......ほとんど変わりませんね(笑)。若干ですが、HDMIのほうが、線がシャープに出ています。

しかし、実は大きな違いがあるのです。
先ほど、「アナログキャプチャを色調補正したもの」と書きましたが、補正前の画像は、TVでの色空間に最適化してあるせいか、輝度レベルが低いのです。また、ホワイトバランスもわずかですが、ずれています。しかも、このずれが、アナログ故か、録る度に異なるのです。
そのため、複数の映像を使用するMAD作成においては、映像ごとの色の違いが起きるのを防ぐため、キャプチャした画像に対して、ファイルごとに手作業で色調補正を掛けてやる必要がありました。

しかし、デジタルで伝送されるHDMIでは、そういった作業は不要です。
ちょっと、AVIUTLの波形表示プラグインの出力を見てみましょう。

20110904_hdmi04.png

画像は、アイマス2 S4Uで、ステージが終わった後、ホワイトアウトしたときの画面の波形を表示したものです。中央の赤いラインが色のバランス。真っ白の画面なので、綺麗に中央1本です。アナログキャプチャでは、これが中央からずれていたり、赤成分と青成分が違う値になっていることが多々ありました。
上の白いラインが、輝度情報。これも、アナログの時はずっと低い値でした。

ただ、デジタルですが、なぜか輝度情報がギザギザ=ノイズが乗っているように見えます。
実際の画像を見ても、人間の目では分からないレベルですが、軽くノイズリダクションを掛けた方がいいかもしれません。

何はともあれ、無事、HDMIキャプチャの環境は整いました。
PS3の映像も、無事キャプチャできました。
ただ、テスト用に、「初音ミク -Project DIVA- ドリーミーシアター2」をキャプチャしたのですが......

20110904_hdmi05.jpg

残像ひでぇ。

何か設定間違えたかと思ったのですが、調べてみると、わざと残像を表示させて、ジャギーを目立たなくさせているそうです。
......なんでそんな残念な手法を。

アイマス2は、XBOX360と同等以上の画質にして欲しい物です。
(他にゲーム持ってないから、他のゲームがどうなのかは確認できない)

以下のサイトや書籍等が参考になるかもしれません


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