ガンパレード・マーチ SS
よいこのめいさくどうわ シンデレラ

 ヨーコさんが、ののみに絵本を読んであげている。…絵になるなぁ。

 聞きますか?
 聞く

 むかしむかし、あるところにシンデレラという少女がおりました。
「は、」
 最初の言葉の一言目で、シンデレラの上に、なぜか金物が降ってきました。
 割れる眼鏡。
「ご、ごめんなさい。はじめまして……たな……じゃなかった、シンデレラです」
 少女は新しい眼鏡を取り出しながら、そう言いました。誰に言ったのかは謎ですが。
「え、えっと、今はこの部屋の掃除をしているんです。お義母さまに言われて……」
 と、少女は、床の上に置いてあったバケツにつまづいてしまいました。
 割れる眼鏡。
「ご、ごめんなさい、ごめんなさい!」
 いや、誰にあやまってるんですか?
「ちょっと、今の音はなに?」
 と、今の音を聞きつけたのか、三人の女の人がやってきました。
「あ、原さん……じゃなかった、お義母さま。それにお姉さまたちも」
「お義母さま、じゃないわよ! なに、このありさまは?」
 掃除をしていたはずが、バケツをひっくり返しているのですから。怒られても当然です。
「まぁ、シンデレラのやることですから」
「わーい! ボクお姉さん役〜」
「……新井木さん、セリフ違うわよ」
「いいじゃんいいじゃん! 固いこと言いっこナシ!」
 二人目のお姉さんは妙にはしゃいでいます。
「まったく、頼りになるのは精華だけね。かわいいわ」
「あ、あの……先輩……あっ」
 お母さんと一人目のお姉さんはHな雰囲気に入りかけています。
「……って、そうじゃないでしょ。シンデレラ? 私はあなたに掃除をしろと言ったはずよ。どうしてますます汚しているのかしら?」
「……あ……その、ごめんなさい、ごめんなさい」
「ごめんなさいで許されたら警察はいらないわ。なにぼ〜っとしてるのよ。早く綺麗になさい!」
「は、はいっ!」
「いいこと。掃除が終わるまで夕飯は無しですからね。」
「……はい……」
「まったく、ほんとドジなんだから。ねぇ、お母さま」
「じゃぁねー!がんばってね、マッキー」
 そう言い残して、お母さんとお姉さんたちは部屋から出て行きました。
「出て行きました……じゃないわよ。ちょっと待ちなさい」
 え? 私ですか?
「そうよ。そこの地の文。ひとつ聞きたいんだけど、いいかしら?」
 は、はい、なんでしょうか……(なぁんか、ヤバげな雰囲気です)。
「森さんと新井木さんが『お姉さま』で、どうして、私が『お母さま』なのかしら……」
 原さん。笑顔です。でも目が笑っていません。
「それは、やっぱり一番年上ですし……」
「そうね、森さん。確かに、私が一番年上ね……」
 原さんは、森さんの方に振り向きながら言いました。森さんの顔色が急に青くなったのはなぜでしょうか?
「もうあなたたちと違って若くありませんものね。肌は荒れるし、疲れは取れないし、小ジワは増えるし……」
「そ、そんなことねぇっす。原さんまだ若いッス。ぴちぴち!」
「ふぅん。じゃ、あとで確かめて見ましょうか」
「た、確かめるって……」
「森さんとくらべてどうなのか。カラダの隅々まで、ね……」
 森さんのあごに手をかけながら、そうささやく原さん。なんか、舌なめずりしてます。
「ひ、ひぃっ……」
 硬直する森さん。無理も無いことでしょう。
「で」
 と、原さんは森さんから手を離して言いました。
「どうして、私が『お母さま』なのかしら……」
 (やばっ、話戻された!)そ、それは……え〜と……。
「この間ね、新しい包丁買ったんだ」
 へ、へぇ……包丁ですか……。
「すっごく切れ味良くってね。お肉なんか簡単に切れちゃうの」
 そ、そうなんですか……。
「だからね。お気に入りでね。いっつも持ち歩いてるの」
 持ち歩かないでください!
 わかった! わかりました! 書き直します!
「あら、そうなの。なんか無理言っちゃってごめんなさい」
 ……(涙)

 じゃ、気を取り直して。再スタート。

「ちょっと、今の音はなに?」
 と、今の音を聞きつけたのか、三人の女の人……なのかなぁ? とにかく三人の人がやってきました。
「あ、お義母さ……ま……」
 現れたのは、眼鏡に無精ひげ、そしてすね毛なお母さまでした。もちろんフリフリエプロン装備。
「あら〜、もうシンデレラったら。これじゃ掃除してるんだか汚してるんだか分かりませんわ。ねぇ、若宮の奥様」
「まったくですねぇ。最近の若い子は」
 どこから出てきたのかやたらガタイのいい人も一緒です。
「消え去れっっっっっっっ!!!!!」
 原さんのハイキックが見事、善行奥様の顔面にヒット! 続けざま、正拳突きを若宮奥様のみぞおちに決めます。崩れ落ちる二人。
「はぁはぁはぁ……。じゃ、シンデレラ、こいつらの始末も頼むわね」
 こんなときでもお話を進めようとする原さん、さすがです。森さんとシンデレラの顔は青ざめていますが。
「返事はっ!?」
「は、はい! シンデレラ十翼長、作業を開始いたします!」
「よろしい。さて、私たちはこれからお城の舞踏会に行ってきますからね。きちんと掃除しておくように。さ、いくわよ、精華」
「は、はい。じゃ、がんばってね、シンデレラ」
 こうして、二人の姉は舞踏会に行き、お屋敷にはシンデレラだけが残されました。
「舞踏会か……いいなぁ」
 やはりシンデレラも女の子。
「でも、こんなみっともない格好じゃだれも相手にしてくれないんだろうな……」
 そんなことを考えていると、また上から何か落ちてきました。
 ドスン!
 割れる眼鏡。
「……どすん?」
 いつもはタライとかヤカンとかバケツが落ちてくるのに、今回は妙でした。重いです。なんかやわらかくてあったかいです。手触りはすべすべしていて、ちょっと気持ちいいです。
「……変なとこ……触らない……で……」
 なにかボソボソとつぶやくような声が聞こえました。どうやら、上に乗っかっているものが話しているようです。
「あ、あの、ごめんなさい。そ、その……もしよかったらどいていただけませんか?」
「……うん……」
 そうつぶやくと、上に乗っていたものはようやくシンデレラから離れました。体を起こして振り返ると、そこにいたのは、ふりふりのワンピースを着た、なんだか暗そうな女の子でした。ちょっと顔が赤いです。スカートのあたりを手で抑えています。どうやら、さっきシンデレラが触れたところは、彼女のふともものようでした。
「ご、ごめんなさい……」
 シンデレラもちょっとドギマギしながら謝ります。
「あ、あの、あなたは誰なんですか?」
「……魔女」
「まじょ?」
「……あなたの……願いを……かなえるために……来た……」
「ほ、ほんとうですか! でも、どうして……?」
「……実験台……」
「え、よく聞こえなかったんですが」
 でも、魔女さんはうっすらと微笑んだだけでした。

「まず……ドレスが……必要……」
 そういうと、魔女さんは呪文を唱え始めました。
「パラレルパラレル、きれいなドレスよ、でてこい〜」
 とたんに元気いっぱい、明るい声になる魔女さん。
「あ、あの、キャラ違いませんか……?」
「あはは、そう? まぁいいじゃん。声、同じなんだからー」
 バンバンはシンデレラの肩をたたく魔女さん。その自分の肩を見て、シンデレラは驚きました。
「こ、これは、ドレス……!!」
 そう、彼女の服は、いつのまにか、きらびやかなドレスに変わっていたのです。……人工筋肉で覆われてたりしますが。
「あ、あの……このドレスって……」
「……熊本産……ウォードレス……久遠……」
 あ、魔女さん元に戻ってます。
「大丈夫……行く先は……戦場……だから……」
なんかもう訳がわからなくなってるシンデレラ。
「次は……乗り物……」
 そういうと、また魔女さんは呪文を唱え始めました。
「マーカーローンープイッー」
「あ、あの、キャラ違いませんか……?」
「だーいーじょうぶー。声ー、おーなーじーだーかーらー」
「そ、そのネタはかなりマニアックだと思うんですけど……」
 と、目の前になんだかよく分からないものが出てきました。具体的に書くと、高さ5メートル、幅3メートルぐらいで、黒くてぶよぶよしてて、体中に目があって、あちこちから触手が生えてるようなやつです。ときどき触手の先からどろりとした液がこぼれて、ジュッと床を溶かしています。
「キャァァァァァァァァァァァァァァァァァッッッッッッッッッッッッッ!!」
 さすがにシンデレラもびっくりです。
「えーへーへーーー、しっーぱーいー」
 照れたように頭を掻く魔女さん。
「ど、どうでもいいからこれ何とかしてくださいぃぃぃぃぃぃぃぃぃっ!」
「あーうーざんねんー」
 魔女さんがもう一度呪文を唱えると、黒くて(以下略)なやつは消えてしまいました。
「はぁ……はぁ……お願いだから、もう少しまともにやってください〜〜」
「……わかったわ……次は……大丈夫……」
「……お願いだから、十万ボルトの電撃なんか出さないでくださいね?」
「ちっ」
 舌打ちすると、魔女さんはまた呪文を唱え始めました。
「こ、これは……」
 出てきたのは、全長9メートルの人工筋肉で覆われた巨人でした。
「……士魂……号……」
「士魂号って……わ、私、整備兵ですよっ!? こんなの乗ったこと無いです……」
「大丈夫……さっき……陳情……しておいたから……。今日から……あなたは……パイロット……」
「そ、そんなぁぁぁぁぁ……」
 泣いてるシンデレラを、魔女さんは無理やりコクピットに乗せます。そして、1冊の小さな冊子と、1冊の大きな(でも薄い)本を手渡しくれました。
「……マニュアル……攻略本……高かったの……」
「あ、あの、私をこの士魂号に乗せて、ど、どうするつもりなんですか……?」
「これなら……お城まで……行ける……」
 どうやら、これが乗り物のようです。自分で操縦しなければなりませんが。
「わ、わかりました……。せっかく魔女さんからいただいたんだから、無駄にはできませんしね。えっと移動は……」
 GFFG、とコマンドを入力するシンデレラ。
「って、あれ、あれ、お城はそっちじゃないです〜〜〜〜〜〜」
「……TWで……方向転換……」
 ……前途は多難のようです。

「はぁ……はぁ……やっと着きました……」
 シンデレラは、どうにか、お城にたどり着いたようです。士魂号をお城の裏の森に隠して、いざ舞踏会場へ!
 舞踏会場はたくさんの人で賑わっていました。が、システムの都合上5人までしか入れないようです。隙を見てどうにか会場にもぐり込みました。
「ここが……舞踏会場……」
 入ったものの、このような場所は生まれて始めてのシンデレラ。緊張して、なにをしたらいいのか全くわかりません。すると、
「へぇ、その青い髪、きれいだね。よかったら僕と一緒に踊らない?」
「おっ、メガネがちょっとあれだけど結構イケてるじゃん。俺と踊らない?」
「フフフ、電波があなたと踊るよう言っています」
「俺、デブだけどこう見えても踊りはうまかー。よければ一緒に踊るばい」
「……」
 驚いたことに、たくさんの男たちがシンデレラの周りに寄ってきたではありませんか。ついでに言うと、女性たちの目がちょっと怖いです。
「あ、あの、その、……私、こういうとこ初めてで……」
「大丈夫。やさしくしてあげるからね。こわくないよ」
と、なんかぽややんとした人が言うと、
「フフフ、やはり踊りといえばこの私! さぁ、二人で愛のステップを〜〜」
となんかクネクネした人も誘ってきます。
「え、えっと……その……」
 そのうち、だんだんと空気がピリピリしてきました。
「…僕は、この件に関して平和的じゃなさそうだ。手を引いてくれないか」
「フフフ、芝村の地獄に落ちなさい」
 もはや一触即発です。二人は、シンデレラの方を向いて言いました。
「どっち」
 さぁ、困りましたシンデレラ。
「え、えっと……あっち」
と、あらぬ方向を指さすと、そこには一人の男の人がいました。他の人と比べても、ずいぶんと豪華な服装をしています。
 シンデレラの視線に気づいたその男は、走ってシンデレラのそばにやってきました。
「……お邪魔します」
(お、おのれー)
(お、おのれー)
 男は、長い黒い髪をした、キリッとした顔だちをしていました。まぁハンサムの部類に属するでしょう。しかし、シンデレラの目は、彼が身につけている、いくつもの金の延べ棒に釘付けでした。
「はじめまして、青い髪のお嬢さん。僕は遠坂といいます。この国の王子です」
「!!!」
 なんと、男は王子様だったのです。シンデレラは驚きのあまり声も出ません。
「よろしければ、一緒に踊っていただけませんか?」
「…………は、はい! 私なんかでよければ」
 王子様のお誘いを断れるはずもありません。っていうか、さっきから金の延べ棒ばかり見てるんですが、シンデレラ。
 王子様がシンデレラの手を取ります。ゆったりとしたワルツが会場に流れ始めました。
 シンデレラは踊ったことなんてなかったのですが、さすがは王子様。しっかりとリードして、うまく踊っているように見えます。シンデレラは幸せな気分になりました。
 と、その時!
 シンデレラの頭上から、金ダライが落ちてきました!
 思わず目をつぶるシンデレラ。しかし、金ダライはシンデレラの脇に落ちました。もちろんメガネも割れていません。
「……えっ?」
 不思議に思うまもなく、ヤカンが落ちてきました。しかし、これもシンデレラには当たりません。
 それから、黒板消し、植木鉢、鳥の糞、バケツ、雹、砲丸、超硬度カトラス、手榴弾、ジャガイモ60Kgなどいろいろなものが落ちてきました。しかし、それらはすべてシンデレラに当たることはありませんでした。
「王子様……!」
 そう、王子様のステップが、彼女に当たるのを防いでいたのです。右に、左に、彼らは落下物を避けていきました。
「ま、まさか……あの動きは……」
「なにいっ、知っているのか坂上!」
「間違いない……あの動きは、そう。絢爛舞踏!」
「けんらんぶとう!?」
「そうです。生涯落下物回避300の化け物」
 普通、一生のうち300個も頭の上に物は降ってきません。
「周囲に死を呼ぶ舞踏……」
 確かに、舞踏会場は死屍累々です。あちこちでけが人が出ています。
「私は……一度だけ、他の絢爛舞踏を見たことがあります。彼らは、力が強いわけでも、スピードが速いわけでも無い。ただ、動きが違うのです……」
 そして、最後に落ちてきたシャンデリアをかわした時でした。

ゴーン ゴーン ゴーン

 鐘が鳴り響きました。ぞの鐘の音につられて、ふと時計を見ると、もう十二時まであと何分もありません。
「お、王子様、申し訳ありません。わ、わたしはそろそろ帰らねばなりません」
「そんな。まだ夜は長いですぞ。何でしたら私の部屋で……」
 意外と手の早い王子様です。
「ご、ごめんなさい!」
 ぞういうと、シンデレラは出口に向かって走り出しました。
「そうは行くか!」
 王子が右手を高々とあげると、いままで優雅なワルツを演奏していた楽団が、一斉に立ち上がりました。そして、声も高らかに歌いだしたのです!
『その心は闇を払う銀の剣
絶望と悲しみの海から生まれでて』
「こ、この歌は……」
『戦友達の作った血の池で
涙で編んだ鎖を引き
悲しみで鍛えられた軍刀を振るう』
「ガンパレード・マーチ!」
 ガンパレード・マーチ。伝説の歌。これを最後まで聞いた者はその場から逃げ出すことが不可能になるという言い伝えがあるのです。
『どこかのだれかの未来のために
地に希望を 天に夢を取り戻そう
われらは そう 戦うために生まれてきた』
 シンデレラは急いで自分の士魂号のところまで走りました。途中で転んで靴が脱げてしまったりしたのですが、それでも走りました。
『 そうよ未来はいつだって
このマーチとともにある
 ガンパレード・マーチ
ガンパレード・マーチ…』
 ようやく士魂号の所に着いた頃には、すでに二番までが歌われていました。
「ど、どうしよう……このままじゃ、間に合いません……」
 そのとき、あの魔女さんの声が聞こえてきました。
「……移動射撃……キャンセル……するの……」
「えっ? えっ? どこから話してるんですか? それに、い、移動射撃って……」
「ほら、さっさとコマンド打つ打つ〜」
「あの、またキャラ(以下略)」
「あははー、声(以下略)」
 とにかく、今はこの声を信じるしかありません。
「えっと、……FW…A…G…FW」
 移動射撃コマンドを入力するシンデレラ。
『私は今一人じゃない いつどこにあろうと
ともに歌う仲間がいる』
 その間にも、歌の終わりは近づいていきます。
「……できました!」
 士魂号が走り出します。しかし、その移動距離はたいして長くありません。歌はまだ聞こえてきます。
「そういえば……確か、『キャンセル』とか言ってましたよね……」
 駄目もとで、シンデレラは×ボタンを押して射撃をキャンセルしました。すると、目の前に移動レンジが現れたではないですか。
「ああっ、ありがとうございます、魔女さん!」
 こうして、シンデレラは無事、お城から撤退することができました。

 次の日。シンデレラは相変わらず家の掃除とか洗濯とかをやらされていました。と、玄関の方がなにやら騒がしくなっています。のぞいてみると、お城の兵隊さんが来ていました。
「この靴にぴったりと合う足をお持ちの女性を探している。つきましては、すべての女性にこの靴を履いて試していただきたい」
 兵隊さんが持っていたのは、昨日、お城から逃げる時に脱げてしまった靴でした。そして、兵隊さんの後ろには王子様がいたのです。
「あ、あの、すみません!」
「ん? ああ、シンデレラ。掃除は終わったの?」
「い、いえ……まだですけど……その靴……」
「じゃぁさっさとやってきなさい。あんたには関係ないことだから」
「いや、この方にも履いていただきましょう。さぁ、シンデレラと申されましたな。どうぞ」
 おそるおそる靴に足を入れるシンデレラ。ところが、シンデレラの足は靴に入りません。
「そ、そんな……」
 ふと顔をあげると、王子様と目が合いました。と、王子様の顔つきが変わりました。
「シンデレラさん、あなたの靴下とこの金の延べ棒を交換しませんか?」
「は、はい! 喜んで!」
 この間約十ミリ秒。
シンデレラは履き古した靴下を脱ぎ、王子様に渡しました。代わりに、王子様は身につけていた金の延べ棒を一本、シンデレラに手渡しました。
「ああ、これで少しは楽になれるんですね……」
 恍惚とするシンデレラにちょっとびっくりした王子様ですが、気を取り直して、靴を履いてみるよう言いました。
「じゃ、じゃぁもう一度だけ……」
 すると、靴下を脱いだ足は、ぴったりと靴に入ったのです。
「見つけました! あなたが昨日のお嬢さんだったんですね!」
「は、はい、王子様……」
 気付けよ。
「あなたを、私の妻に迎えたいのです。よろしいですか?」
「……わ、分かりました。……はい。はい、です」

「こうシテ、王子様は靴下トお嫁サンを。シンデレラは金の延べ棒と王子様を手に入れ、いつまデも幸せに暮ラしましタでス」
「いいはなしだねぇ」
……そうか?

- fin -

あとがき


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