ガンパレード・マーチ SS
君が望むガンパレ

男の友情編

 僕は背後からかぶさるようにもたれかかり、二つの胸のふくらみに手を添えた。手からあふれる……ほどではないが、凝縮された「詰まった感」は悪くない。
「思ったより……あるね」
 相手の反応を待たずに、僕はゆっくりと円を描くように、胸をもみ始めた。
「しかも、なかなかの触り心地だ」
 若干の硬さを保ちつつも、僕の手の動きにあわせて形を変える肉の双丘。
 時には広げるように。時には狭め……
「ねぇ……」
「なんだ?」
「いいかげん、ツッコんでもいいんじゃない?」
「不潔ですっ!」
 突然、後ろから聞こえてくる叫び声。振り向かなくても誰かはわかるんだけど……振り向いちゃうのはなんでなんだろうね。
 見ると、壬生屋さんはすでに丘の向こうへと駆けていくところだった。
「ああっ、待ってよ、壬生屋さんっ。誤解だってば!」
「……あきらめろ、速水。明日から俺とお前はホモカップル決定だ」
「瀬戸口くん……」
「だいたいだ。“運動不足でちょっと胸が太りだした”と聞いて、いきなり男の胸を揉むか?普通」
「瀬戸口君がいっつも抱きついてくるからだよ〜」
「まったく。そんなに触りたきゃ、芝村にでも触らせてもらえば?」
「芝村?」
「そ。同じ3番機のパイロットだし最近仲いいんだろ? 頼めば触らせてくれるかもしれないぞ」
「え〜、でもなぁ……」
「なんだ?」
「芝村、胸、無いし」
 そう言った瞬間。目の前が真っ黒になった。平衡感覚が無くなる。
 次の瞬間にはあたりに星々がきらめき、その次の瞬間には無数の花に包まれた温かい景色が現れた。
「うわぁ……キレイだなぁ……」
 花畑の中に、キレイな女の人が微笑んでた。ああ……あの人の胸に抱かれて……眠りたい……。
「……ゃみっ!」
 どこからか声が聞こえた。
「はやみっ!」
 僕を呼んでる……?
「おいっ、速水!大丈夫かっ!」
 ゆっくりと目を開く。瀬戸口君が僕のことを覗き込んでいた。
 ……もしかして、一瞬、ヘヴン? 危なかった……。
「よくぞ言い切ったな」
 その瀬戸口の上からかかるもう一つの声。この声の主は……間違いない。
「芝村!?」
「本気で投げたのだが……体力だけは鍛えてあるようだな」
 ふと横を見ると、そこには「5Kg」と書かれた真っ黒い砲丸が。
「最近、体力の訓練を集中的に行っているからな。なかなかのものだろう?」
「“なかなかのもの”じゃないよっ! 一瞬、逝ったよ!」
「ところで。坂上がお前らのことを探してたぞ」
「……げっ……」
「『おや、速水君と瀬戸口君は休みですか……困ったものですね』と言っていたぞ。」
 まずい。なにがまずいって、見つかったら、4時間の戦術講義か、2時間あの人の歌(もちろん、演歌)を聞かされるのだ。もちろん、どちらも御免こうむりたい。
「仕方ない。速水」
 瀬戸口くんが立ち上がって、言った。
「逃げよう」
「僕もがんばらないとね」
 さすがは運命の友。よく分かっていらっしゃる。
「“運命のホ○”の間違いではないのか? 先程壬生屋がそう口走っていたが」
「「違うーっ!!」」

── to be continued...? ──

あとがき


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